ビンテージ、ハイエンド・オーディオの雑学-4

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このページは私が思うスピーカーの考え方です。

ビンテージ、ハイエンド・オーディオの雑学-4
備考
JBLのハーツフィールドについて。通常言われてる前期物と後期物も構造が違いますのは皆様もご存知と思いますが、 前期物はモノラル時代からの生産で、ペアと言う物は殆ど存在せず、ペアと言われてる物は怪しい物で、私もアメリカで昔購入しましたが、後期にしました。(後期最初期)アメリカで前期物を20セット近く見ましたが、 全てペアのように手が加えてあり表からは解かりませんが、鳴りが違い、それが日本でも数セット売られた事も知ってます。 評論家の先生が初期の物が良いとか言いますが、もしペアの物が存在しても、 私はクロスオーバーポイントが上手くつながっていないような、全く低域が出てこないイメージ。 後期モデルは、低域はある程度改善されましたが、150−4Cでは、力不足の感じを受けました。後期モデルは名ばかりのハーツフィールドの顔だけですけど、パラゴンよりは扱いやすい物でした。
これは私が使用してた後期型ハーツフィールドです。 正面からですとエンブレムである程度前期後期を見分けられますが、私のは!(JBL)Signatureで前期モデルにも存在します。後ろから見るとすぐわかります。前期は化粧パネルで囲まれてますが、後期では天板底板の間の化粧パネルは無くなりWホーンむき出しになってます。 (パラゴン等と同じ黒塗り仕上げ)あと銘板が付きました。それでもある程度満足する鳴り方まで数年かかりました。コーナータイプのスピーカーはシステム以外に部屋の構造が大変影響するので、根気とお金が予想以上に掛かります。 リスニングルームはレコーディングスタジオやホールを作ってるプロの設計士に頼む事が、一番早く良い部屋ができます。又、リスニングルームは防音すればよいのでなく、ルームアコースティックが肝心ですので、素人に毛がはえた所に頼んでは駄目です。 私が知る限りその設計ができる会社は日本には数社しかありません。
JBL C61 Sovereionはプロフェショナルシリーズの4320の民生版で大変クオリティーの高いスピーカーです。
昔、VITAVOX CN-191 Corner Horn”クリプッシュホーン・リプロデューサー”を購入して大変失敗した事を覚えてます。(部屋を選ぶスピーカ) CN-191が悪いのではなく、家が木造であった為、まともに鳴らせなかった。このスピーカーはSRCかレンガ造りの家でないと全く駄目で後ろに板を当てた位ではまったく鳴らない。 S-2ドライバーの音は大変魅力的で、今考えれば、BITONE MAJORを購入しとけば、手放さなかったと思います。 BASS BINは、アルティックA2システムに匹敵する大変素晴らしいスピーカーですが、最低でも50畳クラスの部屋が必要です。
BITONE MAJORは、業務用スピーカーの中では家庭に持ち込んでも違和感もなく、私が推選するスピーカーNo.1 です。但し、部屋が20畳位は最低でもある場合です。 このクラスのスピーカーを鳴らすには、ウサギ小屋に住む人は論外です。

ALTEC の代表機種、ヴォイス オブ ザ シアターのA7である。映画館の銀幕の裏にこれありと言われた時代もあった。 このシリーズは、最後の番号が少なくなるほど大きいシステムになる。私が見た物で一番大きいモデルは、A2システムです。これは当然2-wayシステムだが、ウーハーが2個のタイプで、ホールの大きさや形で縦置き横置きの使い方があり、RCAのPL304とだいたい同じ大きさです。 A7やA5のシステムとは別の次元であり、ウーハーが3個入ったモデルまで在ったが、本物は見てない、またそれがA1システムなのかも分からない。よくA7よりA5の方が音が良いと言われるが、一般家庭で使う場合A7の方がバランスが良い場合があります。 RCAにもA7と肩を並べるモデルが在ります。LC9Aと言うシステムで、定位は、アルティックより上でした。ただ、アメリカサイズのホール用ですので少しの問題は関係無いでしょう。
アルティックのマグニセントは、、民生用に表を化粧したA7です。まさに斜め上の画像を天地逆さまにして、表を綺麗にした物で、家庭で鳴らすなら私は、このマグニセントを薦める。音的にも問題ないし、やはり化粧してないスピーカーは、美しくない。家庭で聴く場合、 それなりにルームアコーステックを考えないでA7やA5を無雑作で置いてるのをみると、オーディオの話はまだできないと判断する。なぜならオーディオマニアは、男にとって最高のホビーであり、鉄道模型と並ぶものである。勿論1番ケージかOケージの話で(最近ではHOもOK)、Nケージクラスのコレクターでは話にはならないが。 これらの究極の趣味は、場所やお金が大変かかり、中途半端の考え方では、達成できない。
Valenciaは、元々能率の良いユニットの為、マグニセントのような能率の良さは無いが、その辺はパワーで、補えるレベルで、なかなかバランスが取れてるスピーカーです。 確かに音が良い事が大事ですが、私は、化粧されてないスピーカーを家庭に持ち込むのは、あまり好きではない。勿論、部屋をそれなりに環境を整えてれば別の話しです。
私の使ってたビッグレッドと言うモニターはThe Mastering Labs のcrossoversを使った、 ALTEC 604-8Gを16Ωタイプにした604E2で、612Aエンクロージャーとほぼ同じサイズの物でした。最初は604Eが使われてました、マスターリングラボは、このネットワークが優れていてその当時オリジナルのアルティックのネットワークとは比較にならなかった。後に604-8Hに使われたネットワークがマスターリングラボのネットワークに似せた物です。 プロの世界では、同軸モニターを使う人はいまだにマスターリングラボのネットワークを載せてる物が多い。タンノイの同軸にも使われてる物があります。We Are the Worldのレコーディングに使われたA&Mのスタジオにはこのビックレッドモニターに15インチ、パッシブラジエーターをプラスして低域を補ったSuper Redと言うモニターがスタジオで使われてます。 日本では一口坂スタジオ、STUDIO 1のSLSで使われてる記憶があります。
[604E2の資料]






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