2021年夏
ニュース
BELDEN 8424のカタログデータです。
これから話すことは、ML-5についてです。
マークレビンソンが作ったML-5はSTUDER A-80ベースに作ったとされてますが、
A-80には種類が色々あり、マークレビンソンが採用したのは、
A-80RCというタイプで放送局用のタイプです。
当方でも入荷すると作ってるStuder A-80 Knock Down Pre Ampは、レコーディングスタジオ仕様の物で、
大きな違いは、オーディオアンプがまったく違います。
走行系はほとんど同じですが、音はかなり違います。
A-80RCの良いところはトランスポートの下にオーディオアンプがあり
ヘッドとアンプの間が短い事です。
通常のA-80と比べるとアンプ部は簡素化されてますが、マークレビンソンはML-5として完成させてます。
ML-5をアメリカのスタジオで昔使ったことがありますが、
ベースモデルのA-80RCとは別物で大変すばらしい物でした。
残念な事にテープ幅が1/4インチモデルしか作らなかった為に、短命で終わってしまいました。
レコーディングスタジオでは音質高上の為、その後ヘッド幅が倍になりマスターテープは1/4から1/2へ代わりました。
もし1/2インチモデルが出てたら、プロ用アナログテープレコーダでは今でも通用したと思います。
StuderでもA-80シリーズはその後1/2インチモデルを作りました。
下記の画像はML-5のエンブレムですが、通常のML-5は、LNP-2のパネルば付いてないモデルが多く、
このエンブレムが無いとA-80RCと外観からは判りにくい。
エンブレムの右側にスピード切り替えがあり、インチ表示で30/15
(76cm/38cm)の切り替えが付いてる事が判ります。
ML-5の38cm/19cmモデルもありますがプロの現場では、私は見たことがありません。
尚、リールサイズは12インチが最大です。
[ML-5資料]
当方で製作してるStuder A-80 Knock Down Pre Ampは最近では入手が難しい。
A-80はMr1からMr4まで作られたがそれらしい音がするのは、Mr1からMr3までです。
Mr4は入力トランスレスになり性能上は良くなってるが、好きになれない。
シャーシに付いてるマザーボードで使えるのはMr2からMr3で、
Mr1のA-80 Knock DownでもマザーボードはMr2以降使います。
最近たまに出てくるのはMr4で作ることは可能だが、良き時代のStuderの音がしない。
問題は初期の物で40年経過してる為、手を加えないと動かない為、作るのも大変です。
大好評のオールドマークレビンソン互換モジュールML−01とは別に
ニューシリーズのオールドマークレビンソン互換モジュールを近々中に発表します。
これはML−01に載せてたオペアンプ2520や990とは違って
新開発のオペアンプで設計してますので、大変レンジが広がった感じに聴こえます。
下の画像はML−01カードに
コニシス製DOA010を載せたテストモジュールですが、
全て新開発ですので最終的には一体型になります。
観てのとおり、当然ですがディスクリートです。
マークレビンソン初期のLNP−2、JC−2用の強化電源を作ります
びっくりする位、音が改善します。
電源の出力側は、オールドタイプキャノン4Pメスです。
PLS-150〜 シリーズのオーバーホールや
ボルテージの違う海外
仕様をAC100V用に変更。
本当に音を良くするなら、まずは接続接点を少なくする事です。
コンシュマー用の機器にはルールが無く、どんなに良いコネクターでも一般的でないものは、
使い勝手も悪く、結論から言えば、変換コネクターを通して音を悪くしてます。
RCAコネクターがベストとは言えませんが、マークレビンソン以外がRCAを使ってる以上、
RCAコネクターにする事で少しでも、接点は減らせると思います。
本体のLEMOコネクターからRCAメスへの交換をお勧めします。
*交換したLEMOコネクターはお返ししますので、将来元に戻す事も可能です。
変更する数で料金が変わります。
ML用電源参考ページへ
[ML用、電源資料]
JC-2、ML-1、ML-6用フォノカード
Aシリーズ互換、試作品
へ
[フォノカード、試作品]
設計し直し新しい名前で作ったML−01です。
これはバウエンが製造されてた時代のAPI2520ディスクリートオペアンプを使用して製作しました。
API2520は、単体では購入できないプロ用オーディオ機器に使われてるオペアンプで、
初期のLNP-2初期のバウエンのモジュールが使われてた時代の物より良い音がする。
これはその時代のディスクリート回路でしかその音はでません。
又、復刻品と言われるLD−2には中がICでできてる物もあり、
特性は出ますが音質は全く違う物です。
LD−2互換モジュール続きML-6、JC-2、ML-1L等のLINE DRIVERも通常販売になりました。
尚、LNP-2やJC-2等の電源をオーバーホールする事をお勧めします。
今お使いのモージュールが壊れたり、音がおかしい場合、
殆どが電源の老化が原因です。
又、現代的な音をお望みの場合は、ジェンセンのオペアンプ990を搭載した物も作ります。
オールドマークレビンソンの音は、基本的に昔のアメリカサウンドですので、
最近のハイレンジの音を望む方は、コニシス研究所が作ってる、
DOAシリーズのモジュールをお勧めします。
DOAモジュール
ML−01 LNP−2用モジュール
ML−01 JC−2,ML−1、ML−6用モジュール
ML-01はLNP-2のLD-2モジュール互換ですが、そのままでは、フォノセクションに対応しません。
インプットとアウトプットセクションに使われてるLD-2と交換可能です。
フォノセクション用のモジュールはモジュール上の多少の定数変更で使用可能になります。
これは、音を優先に製作してる為です。
インプットセクション及びアウトプットセクション用ML−01を
LNP−2のインプットセクション及びアウトプットセクションに搭載する時の調整方法
[LNP-2へ搭載時調整方法]
ライン ドライバー用ML−01を
JC-2 ML-1 ML-6に搭載する時の調整方法
[JC-2 ML-1 ML-6へ搭載時調整方法]
[JC-2、ML-1、ML-6、音の改善について]
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